夏を涼しく
ホラーは基本的に苦手です。そういうテレビ番組も見ないですし、お化け屋敷も苦手です。だけど、貴志祐介先生のホラーは好きです。
まぁ、お化けじゃないからというのもあるのでしょうが。あのゾクゾク感がたまらないのかもしれません。あと読んだ後のスッキリ感といいますか、そういうことだったのかというのが大好きです。
今回は夏ということもあり、2作品のホラーを新しく読んでみました。
皆さんもよろしければぜひ!
『夜市』
こちらは恒川光太郎先生の「夜市」と「風の古道」が収録されているホラー小説集です。
「夜市」は第12回ホラー小説大賞を受賞されていて、直木賞候補作品でもあります。ホラー小説大賞は貴志祐介先生の『黒い家』も受賞されていますね。
Kindle Unlimitedで角川ホラーの作品をパラパラみていたら、なぜか目に止まりました。自分の直感に従ってみようということで読んでみました!(Kindle Unlimitedはこちら)
どちらの作品も幻想的といいますかなんだか不思議な感覚になります。語彙力が無さすぎて言語化ができなくてもどかしいです。。笑
とても読みやすく、自分がその世界観に入り込んでいるかのような気分になります。もちろんちょっと怖いところもあるのですが、少し行ってみたいと思ってしまう独特な雰囲気があります。そして、とても切ない気持ちになるのですが、なんだか結末に納得してしまう自分がいました。
基本的に私はハッピーエンドが好きです。いつもの私ならこの終わり方に何でだよ!と思っていた気がします。
ですが、この世界観の中でなら仕方がないかと思えてしまいます。それくらい雰囲気作りみたいなのがよくできていると思いました。
恐怖というようなホラーではないかもしれません。ただ、あっちの世界を少し覗かせてもらった感覚になります。表現が正しいか分からないのですが、子供の時に見た不思議な夢の中に入ったような気持ちになりました。
怖いだけがホラーじゃないですね!面白かったです!
『近畿地方のある場所について』
こちらは背筋先生のホラー小説です。『このホラーがすごい! 2024年版』で1位となった作品です。こちらは映画化もされています。そして、単行本と文庫版に分かれているので注意してください。作品名だけお薦めしてもらったため、特に何も考えずに安かった文庫版を選んでしまいました笑
内容が結構違うっぽいです。単行本の方はカクヨムというサイトに投稿された作品をまとめたものだと思います。形式として背筋さんが掲示板に投稿しているみたいな感じで進んでいきます。(単行本は読まずにカクヨムというサイトを読んだだけなので、間違えていたらすみません🙇)
文庫版の方は登場人物が少し変わります。背筋さんが投稿しているという形式ではありません。ある仕掛けがあり、こちらの方が小説的なトリックが使われているなと思いました。
どちらを読んだらいいかは完全に好みだと思います。怪談てきなものの内容はだいたい同じですので。掲示板を使って現実とリンクさせたことでの不気味さを味わいたいなら単行本を。小説的な物語として読みたいなら文庫版て感じですかね。
私は文庫版の仕掛けが好きでしたね。明かされるほんの少し前に気づいたので、もっと最初から想定できただろっとか自分にツッコんだりして楽しかったです。
情けない話ですが、自分の理解力だけだとよく分からないことがあったので、考察サイトとかを巡ってしまいました。まぁ、こういう楽しみ方もありですよね笑
久々に怪談的な怖いものに触れました。子供の時に読んでいたら眠れなくなっていたと思います。だけど、悲しいかな大人になってしまいました。謎解きみたいな楽しみ方をしている自分がいました。
なんか単純な恐怖系は敬遠していましたが、こういう感じでいけば読める気がします。
ただ、映画の驚かす系はまだ無理かなぁ。誰かと見ればいけるのだろうか。。まぁ、一人なんでやめときます笑
